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現行の協定世界時 (UTC) は

前出したが、現行の協定世界時 (UTC) は国際原子時 (TAI) と同調している(時刻の値は違っても秒を刻む歩調は同じ)。国際原子時 (TAI) は、「原子や分子が二つのエネルギー準位間の遷移によって、ある特定の振動数を持つマイクロ波を放射する」原理を利用した原子時計に基づいており、他方、世界時 (UT1) は地球の自転に基いている。

地球の自転に基づく世界時 (UT1) は、太陽が朝に出て夕方に沈むといった、日常生活に関係する時間観念からすれば便利であろう。しかし、地球の自転運動は一定しない 、ことから、世界時(UT1) は1秒の長さが一定せず、時の標準を(学術的に)正確に定めるには不向きである。この点では国際原子時 (TAI) は便利だが、地球の自転には従わないから、ずれが拡大すれば理論上は時間観念とも食い違うことになり、やはりこれだけでは時の標準を定めるには不向きである。
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国際原子時(TAI) の利点を持つ現行の協定世界時 (UTC) において、世界時 (UT1) の利点をなるべく失わないようにする方法が、閏秒による調整である。1秒の長さや秒を刻む歩調は国際原子時 (TAI) に合わせ、世界時 (UT1) との時刻の差を閏秒による調整で縮めている。

閏秒と閏日(閏年)は無関係である。閏秒が地球の自転の不整と原子時計の間の調整であるのに対して、閏日(閏年に挿入される臨時の2月29日)は地球の公転周期と地球の自転周期が簡単な比になっていないことを調整するためのものである。

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2009年09月13日 13:51に投稿されたエントリーのページです。

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